子育てをひと段落される年代の
お客様にお越し頂きました。

 

年末からの、
車酔いのような胸〜胃の気持ち悪さ、
更年期のような不安感、
倦怠感があるとのことでした。

 

ご家族様の状況と、生活の様子
最近の様子を伺い
施術を開始しました。

 

背中に触れてすぐ
『嵐』という単語が見えました。

その後背中の施術を続けると

『嵐のような、人生だった。』

と、情緒あふれる、
まるでオペラや舞台が始まるかのような
そんな雰囲気の声が聞こえました。

 

何が嵐だったのかを
聞いてみました。

それは主に、
子育てについてでした。

 

孤独だった。寂しかった。
周りに頼れる人がいなかった。

 

背中が話し始めます。
『ある時、
子育てに見切りをつけてしまった。
頭ではこれで良いと思った。
でも、心はまったく
これを良しとしていなかった。』

背中は涙をこらえ悲しそうに、
苦しそうにそう語りました。

 

ここで
身体と心のバランスをみてみました。

(私には◎のように
中心にある○(心)の周りに、
一回り大きい○(身体)が
あるように見えます。

ところがお客様の心は
楕円形に変形し、
身体の右斜め上の部分には
穴が空いています。

心と身体が
アンバランスになっているのです。

 

これが様々な不調の原因だとわかりました。

 

それでは、
心と身体を元通りにするためは
どうしたら良いか。
と聞いてみました。

 

すると身体は

『この子のために、
どうしたらよいのか
分からなくなってしまった』

と言います。

 

身体はとても疲れていて、
エネルギー不足になっているような声です。

 

ただ、花を見ること、
触れることは良いし、好きなことだ。
と話します。

 

左足からは、過去が見えました。

 

左足は
『母親がしてくれなかったことも、
娘たちにしても良いのだ』
と話します。

 

心を楽にするため、出来ることは
他には何かないか?と
左手を施術しながら問いかけてみました。

 

スキルアップ、
メイク、
ファッション、
自分を高める事、
絵画、
全て違いました。

 

その時、
左手がポツリと
こんなことを言うのです。

 

『あの子の頭を撫でてあげたい。』

 

それは、お客様の声でした。

 

そしてその言葉は
離れて暮らす
娘さんに向けられた言葉でした。

 

2度と会えない我が子を思うような
母親の深い愛情が溢れてきて、
気づくと私が泣いていました。

 

娘さんは追いかけると逃げ、
近づいてきても
すぐに離れるかもしれません。

 

『でも、あなたが追いかけたいだけ
追いかけてよいのだ。
いつまでも親子である事に
変わりはないのだから。』

 

左手はそう話しました。

 

右足からは
旦那さんの様子が見えました。

旦那さんは
お客様が不調である様子を気にしながらも、
どうしたらよいのか
わからないという表情です。

 

旦那さんは
『調子が悪いのに、
無理して大丈夫な振りをしなくて良いよ。』
と話します。

 

全てを見守る、
優しい旦那様の印象を受けました。

 

最後に頭から
エネルギーの調整を行いました。

 

離れていた心と身体が近づき、
白っぽかった心はピンク色に変わりました。

 

『この子に必要なのは、
伝えること。表現すること。』

 

と頭が話しました。

 

詩を書くこと、想いを表現すること。
それが身体と心を結びつける
手助けになるようです。

 

 

人の身体に触れることは
その人の人生に触れること。

 

 

お客様の施術をさせて頂きながら、
整体の師匠の言葉を思い出しました。

 

そして、いつまでも子供を思う、
母親の深い愛を感じることができました。

S様、ありがとうございました😊